皆様、おっぱいはお好きですか。
真面目な話し、私はおっぱいが大好きである。
どのくらい好きかと言うと、20代の頃は様々なグラビアアイドルの写真集を購入していたくらい、好きである。
おっぱいは素晴らしい。お尻も、素晴らしい。
なかなか理解してもらえないが、決してエロ目的ではない。昔からダイナミックな女体が好きなのだ。好きなものは理屈抜きで、ただただ好きなのである。
だからいわゆる「ボン・キュっ・ボン」な体系に、執着とも言える憧れを持っている。
そう、何を隠そう私は、自他ともに認める貧乳女であるからだ。
そんな私はある日、気がついてしまった。
「妹のおっぱいが…急成長しているじゃないか…」
因みに、私の母は巨乳だ。だから私は思春期の頃、まさか自分がおっぱいに関して悩むことになろうとは思いもしなかった。
普段夫からは「胸より腹が出てる。」と笑われ、「尻は小さい。」と、私は全く嬉しくないことで褒められる。
母からは「マオちゃんは良いよね、肩凝らないでしょ、軽いもんね。w」なんて言われている。
私を最もよく知る家族から貧乳認定されているわけであるが、実は全く無い、ということでもない。
しかし私が執着しているのはあくまで「ボン・キュっ・ボン」なダイナミックバディであるため、理想とは程遠い現実を受け入れながら懸命に生きているのである。
さて、妹の急成長を確認した私は、女だけの緊急家族会議を開催した。父、ごめんよ。
私 「妹のおっぱいが!!なんか、急激に成長してるけど!?どーゆうこと!?」
妹 「あぁ、これね、そうなんだよねー、なんか急にねーw。」
私 「お母さんは巨乳じゃん。妹も誰がどう見ても立派な巨乳に育った!ねぇ、なんで私だけ!?なんで!?」
母 「えー、何でだろうねぇw。あっでもそう言えば、マオちゃんのおっぱいって、亡くなったおばあちゃんそっくりなんだよね。形も大きさも、本当にそっくりだなーってずっと思ってた。」
私 「…隔世遺伝!!!w(゚Д゚)w」
この時まさに、隔世遺伝という言葉で全ての説明がついてしまった。
母と妹のおっぱいは誰が判断しても同じ種類に分類されるだろう。それくらい立派でそっくりなおっぱい達である。
でも私だけ、どう見ても全く違う。その私のおっぱいと、亡くなったおばあちゃんのおっぱいが瓜二つであると、母が証言しているのである。
この事実を突き付けられたことで、母&妹と自分のおっぱいのカテゴリーが違うことに納得することになったのだが、それでも巨乳とまん丸お尻への憧れが消えることは無かった。
いつまで経っても憧れを捨てきれず、自分の努力でどうにかできないかと考えた私は、巷に溢れる様々な怪しい情報を入手し、バストマッサージ用クリームとバストアップサプリメントを購入して試したりした。
私は母から生まれたのだ。少なくとも私にも巨乳の素質くらいはあるはず。妹だって立派に育った。私の育て方次第で、きっといつか覚醒してくれる。今は眠っている状態なだけだ。目醒めよ、私のおっぱい!!
今思うとこの執着心が良くなかったのかもしれない。私の眠ったおっぱいは、バストマッサージにより「つるん。」としているだけで、いくら頑張っても成長は一切感じられなかった。
最後の望みはバストアップサプリである。非常に怖がりで用心深い私が、意を決して何の成分が入っているのかもわからない怪しいバストアップサプリを飲んでみた。
しばらくすると心臓がバクバク、ドクドクし出し、気分も悪くなってきた。
「ヤバい、このまま死ぬのかも…」と心の底から恐怖を感じ、泣き震えながら心臓が静まるのを待ち続けた。
この時、「もし万が一のことが起きた場合、死因は「バストアップサプリ」と特定されるのだろうか…そりゃあきっとされる。そして皆に知られてしまう。私がバストアップサプリを購入したということを…」
と気づいた途端に別の意味で心臓がバクバクして止まらなくなり、これに懲りてサプリは一度飲んだきり。
あっけなく終わったのである。
こうしてバストアップサプリとバストマッサージクリームに関して得たものは、憧れのおっぱいではなくただの失敗体験と大量の怪しげな錠剤のみという結果となり、この愚かな記憶は今の今まで私の心の奥底に封印されていたのである。
言っておくがこの愚かな体験を皆さまにただ晒したいわけでは無い。こんな背景(おっぱいへの執着)があって、最近ふと、思いついたことがあった。
私は霊感が無いため、第六感(いわゆるサード・アイ)の覚醒のためのイメトレを行っている。
サード・アイが開くと、自分の過去世がわかったり目を瞑った状態でビジョンを受け取れたりするらしく、とりあえずめちゃカッコよくて最高な誰もが持つ潜在能力と言われているものであり
覚醒のためのイメトレとは、目に見えない存在、例えば神様とかのエネルギーをなんとなく感じてみる。という、妄想力さえあれば楽しくハッピーマインドで取り組める簡単なトレーニングなのである。
妄想力爆発型人間の私はこのトレーニングを真面目に非常に楽しく行っていて、神様や、更には自分の守護存在の方々のエネルギーを感じ、普段から一人で空気に向かって話しかけまくっている。
そんなある時ふと、私の家族の守護存在がどんな感じなのかな?と思い立ち、面白そうだったので妄想してみた。
先ずは夫から、妄想開始。
「うぅーん、なんっか、ご先祖様はめちゃ感じる。けど、誰だかは全くわからん。あと…なんか宇宙っぽいんだよなー。オリオン…シリウス…?でも高次存在が守護ってあり得るのかなー。なんか違うかもなー。わからんな。」
次は母
「…全く、わからん。でも…、神社系のなんかかなー…、あとご先祖様が心配で心配で母のお世話を焼いてる感じかなー。」
続いて父
「天使系かなー?ザ・お人よし大盤振る舞い系天使って感じ。でもそんなのいるのかなー…。全然、わからん。」
そして最後に妹
「あ!!!!アメノウズメじゃん!?!?!」
そう。妹のことを考えた時だけ、バッチーン!!!ってな感じで「アメノウズメ」さんが思い浮かんだのである!
「アメノウズメ」の神話と言えば、
アマテラスがスサノオの乱行に心を痛め岩屋に籠ってしまい、世界が闇に包まれてしまった。その世界の大ピンチの際に一肌脱いで解決させたのが、芸能の神「アメノウズメ」
アメノウズメは、たわわなおっぱいを惜し気もなくさらけ出して美しい舞を披露し、皆を超絶盛り上げ、喜ばせた。
そして人々の楽しそうな声につられたアマテラスが岩屋から覗き出てきた、というお話しである。
…その後話しは続くがそれはさておき、このアメノウズメさん、最高じゃありませんか。
文字通り一肌脱いで解決してしまうなんて、なんて潔くて大胆な。私もその場に居たならそれはキャーキャー喜び楽しんだことだろう。そこに居合わせた神々が羨ましい。
そしてきっとたわわなおっぱいだったに違いない。
なぜそのアメノウズメが思い浮かんだのかと言うと、私の妹はずっと踊りをやっていたし、サービス精神旺盛で人を喜ばせるのが大好きな上に得意な人なのである。
気分が上がってくるとよくリビングで踊りを披露してくれた。
本場アメリカのバーレスク風だったり、perfumeだったり。バーレスク風の踊りは本当に最高。ダイナミックバディでセクシーダンスを披露してくれるので、母と共にわー!キャー!!大騒ぎしながら楽しんでいた。
私がマクロスフロンティアにハマっていた時期はランカ・リーの星間飛行を一緒に踊ってくれた。一緒に踊れば踊るほど自分の踊りのセンスの無さにガッカリしたが、それでも妹と一緒なら楽しかった。
そして妹が踊りを披露している間は、絶対に目を離してはいけないという暗黙の了解があった。自分に全集中してくれないとやる気がなくなってしまうらしい。
私とはとことん異なる人間性に毎度驚きを感じていた。
「おっぱいを出して踊って皆を喜ばせるアメノウズメって、何だか妹みたいだなー。妹もたわわだしなー。」
なんてずっと前から思っていたので、妹の守護存在を妄想してみたらアメノウズメがバッチーン!!とイメージとして現れたのである。
「え、守護ってか、妹=アメノウズメ??w」
そう思いついた私は、早速そのことを伝えるために妹に連絡してみた。
一通りの説明を聞いた妹は
「へぇー!本当に私みたいだね。なんかわかんないけど、自分みたいだなってことは感じるよ。w」
そう言ってとても喜んでくれた。
おっぱいへの執着心から、妹の守護存在をアメノウズメさんと勝手に決定した私たち姉妹は、その日から
「アメノウズメさん、いつも本当にありがとうございます。」
と毎日伝えている。
最後まで読んで頂き、本当にありがとうございました☆彡
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