私はこのブログを始めようと決意した時、「スピリチュアルエッセイブログ」にしたいと思っていた。
だが、「ブログ記事の書き方!」というYouTube動画をたまたま見て、更に私のパソコンの先生である友人の彼氏さんに相談したことで、急遽記事の内容を大きく方向転換することを決めたのである。
この時点で既にブログサイトの立ち上げにかなりの時間がかかっていた。そして記事を書き溜めるのにも膨大な時間を使っていた。
これが前編までの内容である。気になる方は是非読んで頂きたい。
私は自分がスピリチュアルをやってみるようになってから、ブログとは関係のないところで悩んでいた。
その悩みとは、「スピリチュアル」と「お金」に関してのことである。
ある時、神社や日本の神様・歴史への理解を深めたいと思った私は、スピリチュアル系の方が主催する講習会に参加したいと思い立ち、調べていた。
その講習料は総額で50万円以上かかるものだと判明した。
私はそんな大金を持っていないためその場で諦めたのだが、その後、自分でも正体のわからないモヤモヤが心に引っかかって取れずにいた。
最初は高額な講習料に対しての批判とジャッジメントが自分の中で発生しただけだと思い、内観ワークで地道に手放していた。
しかしその後もまだモヤモヤしている。
発生したジャッジメントはコツコツ手放した。他人への批判と否定はこの時にはもう発生していなかった。
「人は人、自分は自分。」これが今の私のモットーである。
「いつだって人のことは関係ない。つまりこれも、私自身の問題なのだな。」こう思い、夫にこのモヤモヤについて相談してみた。
その結果、
「スピリチュアルのあり方」は、人それぞれ千差万別であり、それでよいのだ。」
という結論に達した。
甲本ヒロトの言葉
僕は若いころ何かつかまれて、そっちに向かっていく時にバンドがやりたいと思った。
それが夢なんだと思った。(中略)
夢っていうのは目的なんじゃないかって僕は思うんです。
そういうことで考えると、僕は10代の頃、バンドを始めた瞬間にもう夢が叶ってるんです。
この言葉に私のモヤモヤの正体が詰まっている気がした。
「スピリチュアルヒーラーになる。そしてそれを仕事にして豊かになる。だからそのために頑張る。」実は、かつて私はこのように思っていた。
しかし今、私にとってスピリチュアルは誰に批判されても何があっても続けたい大切なものとなっている。
続けることができれば幸せである。決して生きてる途中で辞めたくない。スピリチュアルは私の目的だったのだ。
私の心に引っかかっていたモヤモヤの正体とは、
私自身が、スピリチュアルをお金を得るための手段にするのか、それとも目的とするのか、はっきりと決め切れていないことであった。
そして改めて悩み考え抜いた結果、
お金を得るための手段なら他にもある!とにかくコツコツ働こう!と決意したのだった。
私は「スピリチュアルのあり方」は、人それぞれ千差万別であり、それでよいのだ。と本心で思っている。
才能のある人が仕事としてスピリチュアル能力を活かし、人を癒したり助けたりすることを批判するつもりは一切無い。むしろ心から尊敬している。
音楽もスピリチュアルも同じようなものなのだと思う。そしてその在り方は、人によって全く違って良いのだ!
夫に相談したことで、甲本ヒロトの言葉のおかげで、自分の根幹にある想いに気がついた。
「私にとってスピリチュアルはお金を得るための手段じゃなかったんだ!目的なんだ!やっとわかった!でも、それを手段にできる、才能溢れる人が世の中にはたくさんいるってことなんだな!!!(完全腹落ち)」
こうしてモヤモヤの正体が判明した私は、とってもスッキリ快調!「まるで霧が晴れたかのようだわ!」とか何とか言いながら、小躍りしたりして平和に過ごしていた。
さて、ブログ開設のために四苦八苦している間にこのようなことが起こっていたわけであるが…
皆様、思い出して欲しい。
私はスピリチュアルエッセイブログの記事の内容を、急遽大幅に路線変更したのである。
「ブログで稼ぐ!記事を書いてみよう!」みたいな動画で紹介されていたノウハウを駆使し、編集機能を駆使し、目次があって・表題も簡潔・誰が観てもわかりやすく・この記事を読むと何が得られるか?を明確に!などのお約束事をきっちりと果たした内容の記事を書き上げ、ものすごい達成感に満ち溢れていた…(不穏)
調子に乗った私は、頑張って作成した記事を夫に見てもらい、褒めてもらおう!と思いつき、
仕事から帰宅した夫に
「ねぇねぇ、これ、記事ちょっと書いてみたんだけど、読んで感想聞かせてくれる??」
と既に得意気に「ブログで稼ぐ!記事を書こう!」で教わった通りに完成させた記事を無理やり見せてみた。
一日中仕事をして疲れてへとへとになり、やっとの思いで家に辿り着いた夫は心底どうでもよさそうだったが、その場で読んでくれた。
内心、「すごいじゃん。」なんて言ってもらえることを期待していた私に、夫が放った第一声は
夫「これって、誰に向けて書いてるん?」
という辛辣な言葉だった。
私「え…?(なんか、思ってた反応と違うぞ…)」
私「これは、スピリチュアルについてあまりわからない人が『波動』とか調べた時に読んでもらえるように書いたんだけども…」
夫「あぁ、じゃあ、スピリチュアルについてごく最近、興味を持った人に向けて、書いてるん?」
私「まぁ、この記事はそう…。だね。」
夫「なるほど。で、これが、ブログで伝えたかったことなん??」
私「(はっ!w(゚Д゚)w)…最初は、スピリチュアルを含んだ日常エッセイブログが書きたかった…」
夫「え!?じゃあ、なんでエッセイじゃない記事を書くん??」
私「あのね…、閲覧数(お金)を稼ぐための記事ってゆうのは、このスタイルが基本で、こうしないと読んでもらうことすら出来ないんだって。だから、多くの人に見てもらえるような記事にしてみたの。
結局、生きてりゃお金って必要じゃん!じゃぁどうせブログやるなら、お金も稼ぎたいなって思ったんだよ。それにたくさんの人に見てもらえるようになったら、私のエッセイに興味を持って、読んでくれる人が現れるかもしれないでしょ?
だからこうゆう、『波動とは?』みたいな閲覧稼ぎの記事と、自分のスピリチュアル体験日記みたいなエッセイ記事と、両方やって行こう!って、思ったの!!」
夫「??…いや、意味がわからんのだけど。」
私「は?なんで!?だからそもそもこのブログに辿り着いて読んでもらうためには、こうゆう記事じゃなきゃお話しにならないんだって!彼氏さんも言ってたし、YouTubeでもそう言われてるの!
読んでもらえなきゃ、意味無いじゃん!だから考えて考えて、二刀流作戦にしようって決めたんだよ!!大谷くんと一緒だよ!!!」
世界の大谷ファンの皆様、不快な気持ちにさせてしまい誠に申し訳ございません。まさかこんなくだらない場面でその名を引き合いに出されるとは。口走った私自身も驚きである。
夫「(ため息混じりで)…、あのね、俺はスピリチュアルに関して全く興味がないけどさ、多分だよ?わかんないけど、『波動とは?』みたいな記事って、世の中に腐るほど溢れてるんじゃないの?
でさ、スピリチュアルに最近興味を持ったような、まだ何もわかってない人向けの記事なんだよね?全部。
そしたらさ、次はもっと詳しくて専門的な内容の記事が読みたくなるんじゃない?普通に考えて。
そんで、専門的な知識を持っていてしかも凄い能力があるような人が、きっとこの世には大勢いるんじゃないの?」
私「……ಠ﹏ಠ。(泣きそう)」
夫「これがマオさんの伝えたいことなんだったら、それでいいと思う。本当に、そう思う。だけどさ、
さっきも聞いたけど本当に書きたいのはエッセイなんじゃないの?それなら尚更、こんな記事書く必要、ある?」
ここまで言われても、私は納得できなかった。
私「ブログをやって、お金も稼げたらすごく良いことじゃん。そのためにはあの記事が絶対に必要なんだよ!」
夫「じゃあさ、エッセイ記事だけにしたと仮定して、それでお金稼いでる人はこの世に存在しないの?」
私「成功している人は、いる。でも、それはとっても確率の低い話しで…確実に稼ぐには、さっきの記事が必要なんだと思う。」
夫「じゃあ、お金を稼ぐことを目的とした場合ね、エッセイ記事だけで稼ぐのと、さっきの記事で稼ぐのと、どのくらいの確率でどっちが成功するの。」
私「そんなのは、わからない!!」
…超険悪なムードになった。めちゃくちゃ後悔していた。
「褒めてもらえるかも。」なんて自分の都合の良いように妄想して無理やり記事を読んでもらったせいだ。
アホ丸出しである。
それに何故か自分を否定されたような気持ちだった。お前なんか何の能力も無いだろ。
と言われているような気がしていた。その通りなのである。
しばし沈黙が続いた。
「………………………ಠ_ಠ」
だが、この沈黙の間に奇跡の閃きが舞い降りた。
「あれ…?(⊙ˍ⊙)私、今被害妄想が大きくなっているせいで、もしかして夫の言葉が右から左にすり抜けている…?」
と、ふと気がついたのだ。
今思えばまさに、普段からの内観&メタ認知トレーニングの成果である。
そして自分の感情は一旦置いて、夫に言われたことを思い返し始めたのであった…。
後編へと続く
心の内を晒すのは本当に恥ずかしい。おっぱいの記事より断然恥ずかしい…。最後まで読んで下さった皆様、本当にありがとうございました☆彡
コメント