愚かな者たち

スピリチュアル

最近夫から「マオさん、ブログでも書けば?1円にもならないやつ。」と、突然言われた。

そう言われた私は、小馬鹿にされていることには気がつかず「あ、そうだね!ブログ、書こうかな!?」と、やる気スイッチがオンになった。

しかしながら思えば、ブログの更新が滞ってしまったのは訳がある。

実は12月に入って『かぎ針編み』にドはまりしてしまったのだ。

それからというもの、毎日毎日、私の脳みそはかぎ針編みのことしか考えなくなり、かぎ針編みに関することでしか行動しなくなり、四六時中、編み物に没頭していたのである。

そんなことをしているうちにお次は、年末にインフルエンザにかかってしまった。私にとっては実に十数年ぶりのインフルエンザだ。

気を失うかと思うほどの高熱にうなされたが、夫の献身の看病によって何とか無事に新年を迎えることが出来た。

私がコロナやインフルエンザに罹ろうと、常にノーダメージの無敵の夫には感謝と尊敬しかない。

因みに、今回のインフルエンザで私は高熱により4~5回は気を失いそうになり、最終的にはもぅ気を失うことを受け入れようとしている自分がいることに心から驚いた。

人として大事な『尊厳』を守り抜くために必要な『踏ん張り』が利かなくなってきていることを、ここ数年の中で最も実感したのである。

今でさえこんな状態では、一体この先私はどうなってしまうのだろうか。

まさか「高熱で動けないから念のために。」と、紙おむつを履くようになってしまうのでは…そして次第に紙おむつへの抵抗もなくなり、おむつにお漏らししてしまっても「仕方ない」と開き直るのだろうか…。

恐ろしい。それだけは、なんだかわからないけど、まだダメな気がする。何とか回避せねば…。

そんなことを思ったのだった。

更に、熱が下がった時に喉の奥底から吐き出された痰は、その大きさと、『私はウイルスです!』と言わんばかりのおどろおどろしい色から、

「『極悪痰の世界選手権』なんてものがあれば、今なら世界1位になれるかもしれない…。」と洗面所で1人真面目に考えていた。

激しい咳の嗚咽で溢れた涙をわざわざ拭って吐き出された痰を見つめたその時間が、今回のインフルエンザ期間で最も印象的な出来事であった。

よりによって年末という時期にバイト先には迷惑をかけてしまったのだが、どうやらインフルエンザは型によってはまたかかってしまう可能性があるらしい。それは是非とも避けたいものである。

愛する皆様も、どうかお気をつけくださいませ。

さて、私は普段から頻繁に母と連絡を取り、クソくだらない話とてつもなく長い時間を費やしているのだが、先日は母が突然、こんなことを言い出した。

母「あぁ~、これ、言っちゃおうかな。どうしよう??うふふふふ………」

どうやら母は何か秘密カミングアウトしたくて仕方がないらしい。

私「ウザ!もうそうゆうのいいから!早く言えよ!」

私は家族や夫には容赦なく罵声を浴びせる口の悪い女である。

母「えぇ!?なによー、そんな言い方しないでよ!もう!まあいいや。あのね、この前実はね、詐欺に引っかかりそうになっちゃったの!本当に危なかったー!!ウキャキャー!!」

私「なに!?また騙されたの!?(怒)」

私の母はかつて、なぜか美容に強い執着を持った時期があった。

それからしばらくすると、何処からともなく謎の情報を入手し、よくわからない上に胡散臭いとしか言いようがない『ビューティーアドバイザー』と自称する人物にコンタクトを取り、直接会って話を聞いてしまうという事件を起こし私を激怒させた過去を持つ。

とにかく非常に危険な行動力を持っているのだ。

胡散臭さ満点の情報をどこから仕入れたのかは永遠の謎だが、とにかく私の母は自由に使えるお金を持たせては絶対にダメなタイプの人間であると断言できるだろう。

このタイプの人間について少しだけ説明させていただくが、こいつらは何故か胡散臭さ満点の時に限っては誰にも何も言わず黙って行動してしまうため非常に質が悪い。

私は毎度、母のバカげた行動をリアルタイムで阻止することが出来ないのだ。

結局、自称『ビューティーアドバイザー』が母に与えたアドバイスは

「美肌のためには、とにかくニンジンを毎日食ってろ。」というようなことだった。

私は「はぁ!?誰だよ!?そいつ!?(怒)…そんでまさか、ニンジンの情報にお金払ったの!?」と、母に大説教をしたのは数年前の出来事である。

いつもこのような話を事後報告で聞かされている私は、毎度母の行動力に驚くと共にその話を一方的に聞かされているため「またかよ!?いい加減にしろ!!」と感情的になってしまうのだ。

因みにこの『ビューティーアドバイザー』以外にも、「家系の因縁を絶つために今すぐ家系図を用意しろ」と言ってくる何だかよくわからない『能力者』に会ったり、母の前科は沢山ありすぎてこの場でお披露目しきれないのが大変心苦しい。

母「もう!怒らないで聞いてよ、お金は失ってませんから!大丈夫だったから、最後まで聞いてよ!?」

私「ふぅん。(疑い)…で?」

母「あのね、マオちゃんがスピに目覚めてからさ、私も最近なんだか知らないけど、宇宙とかに興味が出ちゃってさぁ!」

私「本当に??それはいいじゃん!宇宙は大好きだよ!なにせ自分自身にフォーカスするだけで良いんだからね。あんた今まで、どれだけ他人さまに課金してきたのよ??」

母「うんうん!(全然聞いてない)

それでさ、色々調べてたらさ、宇宙の話でマオちゃんと同じようなことを言ってる人が、YouTubeにいたのよ!で、あぁ聞いたことあるなと思って観てたの。」

私「私は基本、YouTubeのうけうりの情報だからね。それにみんな同じようなこと言ってるよね。」

母「そしたらさ、その人がやってる、『お金のブロックを解除して豊かになれる!』みたいなのがあるって知ってね、興味が出ちゃったのよねー!!」

私「あぁー、はいはい。よくあるヤツね。私たちはすぐ金に目が眩むからな。でもまさか、豊かになるためになけなしのお金を払ったんじゃないよね!?本末転倒だよ!?(怒)」

母「だ・か・ら!!最後まで聞いてよ!!

更に調べてみたらさ、なんだか知らないけど、先ずは『LINEを登録してください。』ってあったから、登録したのよ。」

私「LINEね。(不穏)

で!?登録したらダイレクトに営業かけられたんでしょ!?

それで!?いくら払ったの!?結論!早くっ!!(怒怒怒怒)」

母「うん、そうなのよー!なんか、大体そうゆうもんなんだねぇー!私全然知らなかったからさぁ。

ちょっと、結論はまだ待ってよ!!

で、とにかくLINE登録してやり取りしてみたら、最初は無料で色々な情報が入って来たの!

トイレ掃除をしながらある言葉を唱えるとお金が入って来る』とかね!?

私はそれを真剣に真面目に毎日やっていたわけ!!」

私「………。(イライラ)」

母「ちょっとぉ、ちゃんと聞いてる!?ねぇ!?

それで私さ、段々と無料の情報だけじゃ物足りなくなってきてさ、どうしてもそのYouTubeの人に会ってみたくなっちゃったの。

だからいつもLINEで返事をくれる人に、聞いてみたのよ。

『YouTubeの○○さんに実際に会いたいんですけど、会えますか??』って。」

私「ゴクリ………。」

母「そしたら返信くれたのはスタッフの人なんだろうけどさ、『会えますよ。』って、返事が来たの!!

そのYouTubeの人がやってるサロンみたいなのがあるんだって。何だか知らないけどさぁ。

そこで本人に会えるんだけど、会うためには私自身の本気度を確認したいから、Zoom面接をさせて下さい。って、言われたの!!」

私「出た!サロン!面接はそのスタッフがやるわけ?」

母「そうよ!それで私真剣だったからさ、Zoom面接も受けたわよ!!」

私「は!?自分のスマホのパスワードもわからないクセに、なんでZoomは出来るの!?さては、お父さんに頼んだんだろ!?」

母「うん、そう!でもZoomは仕事の面接とかでも必要でしょ!?だから、全部設定してもらった!」

私「…(神さま、どうか父にご加護を…。)」

母「そしたら面接でね、YouTubeの人に会うためには、4万5千円を払ってエネルギーの浄化と強化をしなきゃならないって!!そう言われたのよ!!」

私「ほらね。言ってることおかしいだろ!誰だよ!?そいつ!?ねぇ流石に、おかしいのわかるよねぇ!?」

母「うん、うん!(全くわかっていない)

…だから私、正直に『そんな大金はありません。払えません。』って言ったの。」

私「おう。それで良いんだよ。」

母「で、『分割払いはできますか??』って聞いてみたのよ!」

私「おいーーー!!何で自分から提案しちゃうのよー!?それ終いには『今ならあなただけ、特別に割引きしますよ』ってパターンだろー!!どう考えてもー!!」

もうこの辺りから私と母は謎のハイテンションゾーンに入ってしまい、全てのことが馬鹿らしく面白おかしく感じてきてしまった。

母「そしたらさ、『分割、出来ますよ!』って返事が来たのよ!『月いくらなら払えますか??』って!!」

私「…はぁ!?出来ないだろ、普通w!!それで!?」

母「『月、5千円なら払えます』って答えたら『良いですよ!』って返事が来たからさ、それから3か月間、5千円ずつ払っちゃったのよー!!総額15千円!!オホホホホーw!!」

私「あんたっ!!!それ、父の年金から払ったんじゃないの!?全く、本っ当に、バカだねー!!!(爆笑)お父さんが気の毒で涙が出てくるよ私は…。(笑い泣き)…それで!?」

母「そしたらさぁ、何だか知らないけど、ある日突然LINEが削除されちゃっててさぁ。向こうの手違いらしいんだけどね。

しばらく経ってからいきなりeメールで『こちらの手違いでLINEが削除されてしまい申し訳ありません』って、連絡が来たの!」

私「削除なんてあり得ないだろ!どこまでも胡散臭いな!」

母「そしたらさ、本当にいきなり『お詫びに、エネルギー浄化の値段を、お値下げさせて頂きます。』って言われたの!!

ねぇ、なんか、怪しくない!?

私「いや最初から胡散臭さ満点だけどね。むしろ気がつくの遅過ぎて驚き。」

母「あぁー、そうなの?私、とにかく本気だったからさぁ。

でも、この時に何でかわかんないけど『これ、もしかしたら詐欺…カモ…!』って、閃いちゃったのよねー!!

私「ねぇ。まるで世紀の閃きみたいな言い方してるけど、遅いよ。何度も言うけれども。それでどうしたの??」

母「何か、急ーに気持ちが冷めちゃってね、冷めちゃったら『お金返してもらわなきゃ!!』って焦ってきちゃってね、

キャンセルするから返金して下さい!こっちは騙されて怒り心頭です!

って感じで、自分の口座番号も一方的に送ったの!!」

私「すご…。伊之助もびっくりの猪突猛進だね。」

母「それで無事に、1万5千円が返ってきたのよー!本っ当に、危なかったわよー!!!」

私「え。それさぁ、相手の人、ちんぷんかんぷんだろうね。

いきなりブチ切れ返金要求って…。それにさ、ちゃんと返金してくれたんだよね?

もしかしたら詐欺とかじゃなくて、ある程度はちゃんとしてるトコだったのかもしれないね。

むしろあんたの方がヤバいよ。ハッキリ言うけど。」

母「それがさ、それで終わりじゃないのよ!!続きがあるのよ、聞いてよ!

割と直ぐ、ちゃんと1万5千円返金されたのよ!

だから『あぁー良かったぁ~。』って、安心してたの!

それなのにさ、なんと、その後更にもう一度、1万5千円が振り込まれたのー!!!」

私「え??それこそ、何かの手違いじゃないの??」

母「だからさ、私が真剣にトイレ掃除しながらある言葉を唱えていたじゃない!?絶対、そのおかげで『臨時収入』が入ったんだと思ったのよー!!!絶対に、それしか考えられない!!(大興奮)」

私「いやいや、絶対違う!!解釈おかしいから。単純にあちら様のミスだから。

騙されそうになったってブチ切れてたじゃん!それなのになんでトイレ掃除だけは信じ込むの!?怖いよ!

それさぁ、そのうち返せって言われるよ。お金。」

母「勿論、言われたら、お返ししますわよ!!でもそれまでは、有り難ーく、受け取っておきます。

あぁー、これずっと誰にも内緒にしてたのにぃー!!遂に言っちゃったー!!きゃははははー!!

ねぇ、でも絶対、誰にも言わないでよ!?」

私「わかった。誰にも言わないけど、ブログに書いて発信する。だからあんたのラッキー1万5千円、もう今更だけど、お返しする意思をお伝えしないと。一度で良いから連絡してみな!(本気)」

母は、ブログなら仕方ないと渋々諦めたようだった。

その後もダラダラと話していると、母は様々なインフルエンサーのLINE登録をしては、冷めたら削除しまくっているという事実をカミングアウトしてきた。

しかも、登録しているのはスピリチュアル系のアカウントのみならず、なんと投資系のノウハウに関する情報にも手を出していたのである!!!

まさかここまで危険な行動を取っているとは…!衝撃であった!

私「あのさぁ、(ため息)…投資ってのは、充分な資産がある人がやるものって認識、無いの!?

私達は投資する元手が無いんだよ…。

言いたいことは色々あるけどさ、とにかくお金に執着し過ぎでビビるわ!行動の全てがお金に関することじゃん!!

大体、お金があってもロクなこと考えつかないんだから!!

今のままで物凄~く豊かなんだってことに、いい加減気がつきなよー!!」

母「えぇー?だって、その時は本当に真剣なんだもの。仕方ないじゃない?

それにそんな風に言うけどさぁ、マオちゃんだって、とんでもないモノにお金かけてきたじゃない!!

私、よぉーく覚えてるよ。なんだっけ、あのダイエットのさぁ…」

私「え??あぁ。『○○ダイエット』??

そういえばそんなこともあったねぇ。(遠い目)」

補足だが、○○ダイエットとは、今で言う『一食置き換えダイエット』の先駆け的な商品としてかつては一世を風靡した代物なのだ。

その味はバナナ・チョコ・いちご・メロンなどがあったと記憶している。

更に長期間一食置き換えに挑む人のために、きのこリゾットやトマトリゾットまでラインナップされており、当時その値段はべらぼうに高額だったのである。

母「そうそう!これで痩せる!とか言ってさぁ、始めてみたら『不味くて続けられない!』とか言っちゃって、怒り狂ってとんでもない量を賞味期限切らしたよねぇ!?

当時付き合ってた彼ぴに内緒で破棄してたじゃん!実家にまで持ってきたりもしてさぁー!!うちは誰もそんなもの要らないってのにさぁ!w」

私「だってさ、美味しいって話だから買ったのにさ、不味くてすぐ嫌になっちゃったんだよ。お腹もめちゃくちゃ減るし!」

母「あれ、一体いくらお金かかったのよ??」

私「あれね、高かった。

確か、何ヶ月分だったのかは忘れたけど、35千円とかだったかなー…。」

母「ウッソでしょー!?お高級すぎー!!!

あんたあれ、ほぼ捨ててたじゃない!勿体無い!!

それこそ、バカだよねーw!!私だったら絶対に最後までちゃんと消費するわよ。痩せるかどうかは別としてw!!」

私「でもさ、不味いんだよ!?不味いのは一番無理じゃん!!」

母「それとさ、なんでか知らないけど、いきなり某大手エステに通い出したこともあったよねーw!!」

私「あぁ、あったあった。(遠い目、再び…)

説明だけ聞きに行ったのに、契約して帰って来ちゃったんだよね。」

母「あれはいくらかかったのよ??」

私「全部で何回通うコースだったのか忘れたけど、40万くらいだったかな。普通にローン組んだよね。」

母「えぇ!?40万!?噓でしょー!?」

私「でもさ、担当の姉ちゃんが毎回『痩せやすくなるサプリ』とか、変な小瓶に入った『ドリンク剤』とか、じゃんじゃん月賦払いで売りつけて来るんだよ

総額40では済まないようになってるのよ!!!

某大手エステは、恐ろしいよー!!(大興奮)

私なんて要らないのに、家でやる『脂肪燃焼ベルト』も勝手にコースについててさぁ。1回だけ家でやったけどね。」

母「信っじられない…!!!それで、最後まで通ったの!?」

私「それがさ、3回通ったくらいで、会社から転勤を言い渡されてさ、調べてみたら転勤先の県にその某大手エステが存在しなかったのよ!!

で、『え。これ、通えないじゃん。どうすんの。』って思って、お客様窓口に連絡して正直に話したの。

そしたら『あぁそうですか、それは仕方ないですね。キャンセルされますか?』って言ってくれたのよ!

奇跡だよね!『どうしましょう?』って、相談する感じで連絡したからさ。まさかキャンセル出来るなんて思って無かったんだから!それで、すぐにローンを解約してもらえたんだよねー!!」

母「良かったじゃない~!!へぇー!エステってキャンセル出来るんだね!?」

私「いや、なんか知らないけど私の場合はすんなり出来た。でも普通は出来ないだろうね。

誰かさんみたいに、冷静になってからべらぼうな金額にビビッて『キャンセルします!』なんて言われたらたまったもんじゃないだろうよw。

もしかしたら本当に仕方がない正当な理由だったからなのかもしれないね、通えないんだもん。

それとさ、支払いが済んでたお金もちゃんと返金してもらえたんだよ。何故かわかんなかったけどね。

正直、私もめちゃくちゃラッキー!!って思ったよ!お母さんの、『更に返金』と同じくらいw!!」

母「じゃぁさ、ベルトとかはどうしたの??返却したの??まだあるならちょうだい!!」

私「いや返せも何にも言われなかったから、暫く経ってからメルカリで売った!すぐ売れたよ。」

母「サプリとドリンク剤は??」

私「え、飲むの怖いから、一度も摂取することなく捨てちゃった。」

母「はりゃー、そうだったんだー!!知らなかったよー!いや、衝撃よ。

私のこといつもバカにするけどさぁ、マオちゃんも相〜当、バカだと思うよ。本当に。

でさ、それだけ色々やらかしてるのに、更に例のバストアップサプリもあるでしょー??

もうさ、救いようが無いよねーwww!!」

私「ぎゃははははーー!!!そうだったそうだったー!!!」

私「そっか!お母さんのこと、本っ当にバカだと思ってたけどさ、何回同じ間違いを繰り返すんだよ!?って思ってたけどさぁ、自分も全く同じだった!!」

母「そうよ!!同じなんですからね!!あまり人をバカにしないでちょうだいっ!!」

私「うんうん。あ、あとそう言えば!私最近ネットで見つけた、宇宙に関するワークでどぉーしても受けてみたくなっちゃったのがあってさぁ~!!

ちょっと本気で調べてたんだった。」

母「何それ!?いくらだったの??どんな内容!?」

私「『エーテル手術』ってやつでさぁ、宇宙のエネルギーを利用して、エーテル体をスキャンするんだって。

で、自分の中のエネルギーの滞りとか、その原因となってる闇系宇宙存在を突き詰めて除去する、要は宇宙手術みたいな感じ??それでかなり意識が拡大するらしいんだよねー。(真面目)」

母「……なに?それ……。闇系…?全然よくわかんないけど。で、それはおいくらなのよ??」

私「それは5万円6万円くらいだったかな。

でもさ『宇宙手術』って、なんかめっちゃカッコ良くない??受けてみたいなぁ~!!(ワクワク)

あとさ、エネルギーを守ったり常にヒーリングする機械みたいなモノも販売しててさ、お金があったら、欲しいなぁ~。って、実は思ってたんだよねぇー!」

母「へぇー…。よくわかんない手術、高いねぇ!!

それになに、そんな機械が売ってるの!?それで、機械はおいくらなのよ??」

私「数種類あるんだけどさ、それが35万円~40万円ちょっとするんだよねぇ~。どんな人が買えるのだろう…。」

母「………。(沈黙)

…マオちゃん。言っておくけどあんた、私の比じゃないくらい、ヤバいよ

ハッキリ言うけど、お金の使い方をもっと真剣に考えた方が良いわよ!!

宇宙手術!?なによ、それ!全然意味がわからないわよ!!それにそんな機械がなくたって、大事なのは自分自身にフォーカスすることだってあれだけ私に言ってたじゃない!!!!

しっかり目を醒ましなさいよー!!!!(╬▔皿▔)╯」

私「え!!w(゚Д゚)w!!!

・・・・。(2秒沈黙)

母・私「ぎゃっははははーー!(/▽≦)/( )

誰もが皆、他人のことはよく理解できるが、自分のこととなると話は別である。

私も母もお互いのことを本当にバカだと思っているが、お互い自分のこととなるとそのバカさ加減が全く見えなくなり、常に真剣そのもので人生を生きているのだ。

この愚かな者たちの日々を世界に晒すことで、何になるのかは全くわからない。恐らく何にもならないのだろう。

しかし、愚かな者たちの愚かな日々を笑い飛ばすことが出来る奇跡とも言えるこんな時間は、なんてかけがえのない幸せな瞬間なのだろうか。

いつもそんなことを思ってしまうのである。

おしまい

願望]…願いのぞむこと。 ~できたらいいなぁと思うこと。 [欲望]…不足・不満を感じて、これを充足させようと強く望む気持ち。

これらって、すっごい、似てません??願い望むよりも、もう既にこの手にある豊かさに気がつくだけでどれだけ幸せか。豊かさとは「愛」だと思うんですけどねぇ。「愛」とは赦しであり中立であり、地球や宇宙の営みそのものだと思うんですよねぇ。冷静な今は。

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